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2024年05月23日

「J-Coin Pay」を用いた米子市での地域経済活性化・DX推進の取り組みをご紹介します!

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スマホコード決済アプリ「J-Coin Pay」は、支払や送金、入出金などがスマホ1つで簡単に行えるサービスです。お買い物時の決済だけでなく、ユーザー間の送金はもちろん、銀行口座からの入出金なども手数料なしで何度でも行えるのが特徴です。何よりみずほ銀行など金融機関が提供するアプリとあって、安心してご利用いただけます。今回は地域経済活性化とDX推進を目的に地域でのJ-Coin Pay利用を推進する米子市の担当者の方にそのメリットや活用法、地域での反応などをインタビューしました。(取材日:2024年2月27日)

鳥取県米子市の「よなごプレミアムポイント」事業の概要

第1弾:よなごプレミアムポイント(第1弾)※すでに終了しています
実施期間:2023年8月1日~10月25日→予算上限到達のため10月13日に早期終了
実施内容:米子市内の「J-Coin Pay」取扱店舗のうちキャンペーン対象店舗でのお支払で決済額の20%分のJ-Coinボーナス(よなごプレミアムポイント)を還元
還元総額:2億円(1ユーザーあたり上限2万円)

第2弾:よなごプレミアムポイント(第2弾)
実施期間:2024年2月15日〜終了時期未定
実施内容①:期間中、新たに「J-Coin Pay」の利用を開始し、アプリ上での本人確認手続を完了した米子市民の方へ1,000円分の「よなごプレミアムポイント」を付与(先着1万名)
還元総額:1,000万円

実施内容②:米子市内の「J-Coin Pay」取扱店舗のうちキャンペーン対象店舗でのお支払で決済額の10%分のJ-Coinボーナス(よなごプレミアムポイント)を還元
還元総額:2.4億円(1ユーザーあたり上限1万円)

還元された「よなごプレミアムポイント」は1ポイント1円として米子市内キャンペーン対象加盟店での「J-Coin Pay」決済によるお買い物で利用できます。

よなごプレミアムポイントとは?
「よなごプレミアムポイント」事業とは米子市内の地域経済活性化のため、市内の対象加盟店で「J-Coin Pay」による決済をされた場合に、「よなごプレミアムポイント」を還元する米子市の取組です。

米子市役所へのインタビュー

Q:還元キャンペーン第2弾の開始から10日間ほど経ちましたが、米子市民の方々や参加事業者の反応はいかがでしょうか?

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米子市では昨年8月に第1弾のプレミアムポイント還元事業を実施したことで市民の皆さまにJ-Coin Payの利用が定着してきており、第2弾はスムーズに運用を開始できました。J-Coin Payでの決済取扱額も順調に増えており、実際にこれまでの利用実績を見ても、第1弾と比べて第2弾のほうが滑り出しが良く、キャンペーン開始と同時により多くの市民の皆さまにご利用いただいています。また、従来使用していた紙の商品券には、事業者側で集計をして換金手続きを行う手間が発生するという課題がありました。その点、J-Coin Payでは月3回自動で精算されるので、事業者からは「手続きや換金の手間がかからないので大変助かる」という具体的な利点に関する声が上がっています。決済手数料も他の決済手段に比べて安価なのも事業者にとってはありがたいとのことでした。還元されたポイントは米子市内の店舗限定で利用できる仕組みとなっているので、確実に地域内で消費される点も魅力の1つです。「またキャンペーンを始めてくれてありがとう」といった温かいお言葉をいただいています。

Q:今回は新たに「先着1万名に1000円ボーナス還元」も実施していますが、こちらの反響はいかがですか?
先着1万名としたことで、第2弾開始直後に新規でJ-Coin Payを利用される方が増え初動が良かった印象です。市役所本庁舎内に設置しているデジタル活用臨時支援窓口(※)では第2弾を開始した2月15日以降の予約・利用が多くなっており、窓口でのJ-Coin Pay新規登録のご支援も増えています。

※デジタル活用臨時支援窓口って?

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スマートフォンの操作が不慣れな方を対象に、米子市の行政サービスと密着したスマートフォンアプリやWebサービスを紹介し、インストールの補助や利用方法のサポートなどを行なう窓口です。よなごプレミアムポイントの還元キャンペーンで利用するキャッシュレス決済アプリとして、J-Coin Payのインストール補助や利用方法のサポートも行っております。

Q:第1弾を経て第2弾で工夫したことはありますか?
第1弾と比べ、一人当たりの還元率・還元額を引き下げましたが、これは一人でも多くの方に使っていただけることを優先し、長い期間利用できる仕組みにしたかったためです。J-Coin Payが使えるお店へはキャンペーンのポスター等の提供を通じて情報共有を行い、できるだけ多くのお店で市民の方がストレスなく利用できる環境づくりを行いました。今後の事業でもJ-Coin Payを活用したいと考えているため、「よなごプレミアムポイント(第2弾)」でも、たくさんの米子市民の皆さまにJ-Coin Payを利用していただきたいです。

Q:高齢者の皆さまの反応やご利用状況はどうですか?
J-Coin Payは機能がシンプルでわかりやすいため、一回利用してみればすぐに使い方もわかり、安心してお使いいただけるようです。デジタル活用臨時支援窓口でアプリの会員登録や使用方法のレクチャーを行うことで、ご高齢の方でもスムーズにお使いいただいております。

Q:市民の方々は何をきっかけにデジタル活用臨時支援窓口を予約されていますか?また、窓口の利用状況はいかがでしょうか?

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キャンペーン参加事業者の各店舗や金融機関に設置してあるポスター・チラシ、市の広報誌、フリーペーパーなどをご覧になって予約されている方が多いです。窓口は平日9-16時にオープンしていますが、1組30分枠ですので1日あたり10-20人ご利用されますが、予約はかなり埋まっています。ご夫婦でいらっしゃる方もいます。

Q:米子市のデジタル活用施策などにJ-Coin Payはお役に立てていますか?
市役所全体ではそう受け止めています。市民や市内事業者に対して「米子市がデジタル化に取り組んでいくスタートラインに立った」と受け止められているようです。また、市庁内では、キャンペーンを推進した商工課に対して、他部署からもデジタル活用について聞かれる場面が増えたので、よなごプレミアムポイント事業でのJ-Coin Pay活用の取り組みによって、良い先行事例ができたと思っています。商工課が前例を作ることで他の課もチャレンジしやすくなるなど、市役所全体でデジタル活用にチャレンジする機運が生まれたことも成果の一つです。これには、市長自らが職員向けイントラネットでもJ-Coin Pay利活用について発信してくれたことも後押しになっていると思います。市役所だけでなく市内の事業者も人手不足が顕著になりつつあり、こうしたデジタル技術を有効活用した地域経済活性化に寄与する施策が今後ますます重要になりますが、そういった課題を解決する次世代につながる施策としても非常に有益だったと言えます。また、経済振興施策だけでなく健康対策等さまざまな施策推進のための動機付けの可能性もあると考えています。

今回のまとめ
●第1弾、第2弾と還元事業を継続することで、より多くの市民がJ-Coin Payを利用し、日常的な決済手段として定着した!
●シンプルな機能のアプリとデジタル活用臨時支援窓口によるサポートによって、高齢者の方であってもスムーズに利用できる!
●事業者にとっても導入が簡単で、紙の商品券のように集計や換金の手間もなく、利用金額も見えるため、安心して運用できる!
●J-Coin Pay導入をきっかけに市役所全体でチャレンジする機運が高まり、今後の地域DX推進、地域経済活性化のための施策にも活用できる!

〈アンケート〉

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